コンプレッションドライバ
Talkboxの要になるのがコンプレッションドライバです。コンプレッションドライバとは、PA用のスピーカーやJBLのスタジオモニターなどで使用されているホーンスピーカー用のドライブユニットで振動板へ圧力をかけるスピーカーなのでこう呼ばれています。
コーン紙を振動させるスピーカをコーンスピーカと呼ぶ様に、コンプレッションドライバの前面にホーンを取り付けるスピーカーのことをホーンスピーカーと呼びます。つまり、ホーンスピーカーはコンプレッションドライバにホーンを接続しますが、Talkboxはコンプレッションドライバにチューブを接続すると言う訳です。
Electro Voice社の1823M用ホーンユニット
1823M/1824Mがリファレンス
Talkboxで有名なのが、Roger Troutmanも使用していたElectro Harmonix社のGolden Throatページ(ゴールデン・スロート/金の喉)です。Golden Throatシリーズには、コンプレッションドライバにElectro Voice社の1823Mが採用されており、このコンプレッションドライバがTalkboxerのリファレンスとされています。既に生産完了しており日本で入手するのは難しく、入手するなら海外しかないと思います。しかしながら、世界中のTalkboxerも同様に探しているので高額になる場合があります。
1823Mと1824Mの貴重なエンジニアリングデータ