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Talkboxとは?

Talkbox(トークボックス)とは、元々ギターの音をTalkboxからビニール製のチューブを経由して口へ出力し、口の形を色々変化させることでギターの音にワウの様な効果を加えるための古くからあるエフェクターです。ギターでのTalkboxの音色は、Bon JoviのLivin' On A Prayerのイントロで聴いたことがあるかと思います。

Talkboxの発売当時は、Talkboxとは呼ばずボイス・ボックス、トーキング・モジュレータ、マウス・チューブ、マウス・ワウなど様々な呼び方をしていましたが、ファンクでのTalkboxプレイの生みの親とも言える今は亡きZAPP(ザップ)のRoger Troutman(ロジャー・トラウトマン)がTalkboxと言う呼び方を好んで使用していたため広まって行ったと言われています。

Talkboxの最初の製品は、1969年に発売されたKustom Electronics社のThe Bagと言われています。まるで袋に入れた水筒の様なデザインですが、これを切っ掛けにJim Dunlop社やElectro Harmonix社など様々なメーカーがTalkboxの製造を開始しました。

Kustom Electronic社のThe Bag
Kustom Electronics社のThe Bag

ファンクではTalkboxer

このサイトでは、ファンク、R&B、Hip Hop等でプレイするTalkboxer(トークボクサー/Talkboxをプレイする人)にフォーカスしています。ファンク、R&B、Hip Hop等でプレイされるTalkboxは、ギターによるエフェクト的な音色とは異なり、正に歌を歌っているかの様な独得な音です。

TalkboxをプレイするRoger
TalkboxをプレイするRoger Troutman

これは、ファンク、R&B、Hip Hop等でプレイされるTalkboxは、ギターではなく様々な音色を作ることができるシンセサイザーを使用し様々なテクニックを駆使しているからです。シンセサイザーで初めてTalkboxをプレイしたのは、Stevie Wonderと言われており、Stevie Wonderの貴重なプレイは、You Tubeで見ることができます。このStevie Wonderのプレイをヒントに独自のTalkboxスタイルを確立したのがRoger Troutmanで、Roger TroutmanのプレイもYou Tubeで見ることができます。現在のTalkboxer達は、少なからずRoger Troutmanの影響を受けていると言えます。

Vocoder/Auto-Tuneは別物

Talkboxは、人が歌う歌声に比べて幾分機械的な音色なのでTalkboxをVocoder(ボコーダー)及びAuto Tuneと間違えている方もいます。Vocoderは、10〜20程度のバンドパスフィルタに声とシンセサイザーの音色を入力し各フィルタ同士をエンベロープフォロワーでつなぎ周波数帯域毎の音量変化を同じ(声の各周波数の音量変化に対してシンセサイザーの音色も同じ各周波数の音量変化)になるようにすることで言葉を話している様な効果を得るエフェクターです。TalkboxとVocoderは、シンセサイザーの音色をフィルタで加工すると言う意味では同じですが、Vocoderは10〜20程度のフィルタで言葉を分析しますが、Talkboxは口がフィルタ(正にリニア)になるのでVocoderよりも明瞭な発音が可能なのです。

Y.M.OのTOKIOで有名なRoland社のVP-330 Vocoder Plus
Y.M.OのTOKIOで有名なRoland社のVP-330 Vocoder Plus

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