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ソウル・シンガーとしてデビュー

大学までずっとクラシックを中心に声楽やピアノをやっていたんですが、その中でもリズム音楽が凄く好きだったんです。だから音大卒業と同時にブラック・ミュージックができないかと思っていろいろバンドを探して、シンガーとしてゴスペルやコーラス・グループをやってみたりしていました。そんな時に、セルジオ・ムトウさん率いるジェームス・ブラウン・トリビュートと出会って、よりファンク色が強い音楽をやるようになっていきました。

トークボクサーだけでなくシンガーとしても活動

YouTubeでロジャーのビデオを観る様になって、バンド・メンバーとロジャーみたいなエンターテインメント性が高いショーができると面白いよねと話していたのですが、次第にロジャーの様にお客さんとコール&レスポンスしたいなとか、女性のトークボクサーはいないしなとか、トークボックスへの思い入れが強くなっていきました。それで、トークボックスを取り入れてみようという話になったんです。


女性はソリッドなサウンドに

YouTubeでトークボックスの仕組みや音作りなどを説明しているビデオが沢山あったので、それを見てだいたい原理は把握したのですが、実際にRocktron Bansheeを導入して試してみたら、こんなにチューブから音圧が来るとは思っていなくて初めはびっくりしました。自分がスピーカーになる感じというか、自分の中で音が共鳴する感じというか、今まで体験したことがなかったので音圧に慣れるのが結構大変で..。トークボックスをやると頭が痛くならない?って周りの人から言われて、慌ててネットで調べちゃいました(笑)。調べてみたら、トークボックスの都市伝説というか、特に体が悪くなる様な情報はなかったのでホッとしましたよ(笑)。

初期のロジャーと同じ黄色いヘルメットを身にまといプレイするWoddy Funk

トークボックスで最初に難しく感じたのは子音などの表現ですね。それと、他のトークボクサーと情報交換している時に思ったのが、男性と女性ではまったく同じ機材でもやっぱりサウンドが違うんですよ。女性は高めというか、男性に比べてソリッドなサウンドになる気がするんです。声帯を震わせて、体中を共鳴させるわけですから、人それぞれ違うはずですよね。だから、どう頑張ってもロジャーとは同じ音にはならないんです。もちろん、私はロジャーの命日と同じ日にデビューすることにこだわりましたし、女性ロジャーとしてZAPPのカバー曲でスタートはしたのですが、ソロ・アルバムを作ってからはWoddy Funkならではのサウンドを意識する様になっていきました。

1823Mでバンドと対等に

まだまだ滑舌が思う通りにならない段階からライブのオファーは入って来ていたので、ライブ現場で相当鍛えられたと思いますね。毎回ライブを録音して、悪いと感じた所を徹底的に練習して..。でも練習と考えてしまうと自己満足になってしまう..。ライブに来てくるお客さんって、古くからのソウル/ファンクのファンが多くて、今日は良かったとか悪かったとか素直に意見を言ってくれるんです。だから、ライブをする度に鍛えられていったと思います。ロジャーは生粋のエンターテイナーで、仕草にしろ一つ一つ魅せる人なので、トークボックス以外の部分もロジャーと同じ行動をしたいと言うか..。だから、ライブではとにかく手元を見ない、下を向かない、お客さんしか見ないということを心がけています。

Woddy Funkのライブ用システム

最初のトークボックスは、Rocktron BansheeとKORG microKORGだったんですが、Rocktron Bansheeのノイズが気になっていました。滑舌があまりうまくいっていないのに、ノイズが大きいと余計に聴こえずらいですからね..。ある日、ロジャーから直々にサインをもらったElectro Voice 1823Mを所有しているお客さんが声をかけてくれて、サウンドが全然違うからとElectro Voice 1823Mを勧められたんですよ。Electro Voice 1823Mに変えてみて感じたのは、ノイズが減ったのはもちろん、音圧も全然違ったんです。Rocktron Bansheeはバンドと一緒にやると音圧的に負けちゃうんですが、Electro Voice 1823Mはバンドにも全然負けない音圧でしたし、サウンドのレンジ感も違っていました。Electro Voice 1823Mは今もメインで愛用しています。

トークボックス・システム:

  • キーボード:Yamaha DX27、KORG microKORG
  • トークボックス:Electro Voice 1823M、GF WORKSチューブホルダー
  • パワーアンプ:Crate Power Block

用途に合わせて機材を選択

私はライブ、レコーディング、そして楽曲に合わせて機材を使い分けています。例えば、デビュー・アルバムの「What’s My Name?」に収録されている「YA-SA-SHI-KU」は、キラキラに装飾したYamaha DX27とElectro-Harmonix 44Magnumがメインで、ブリッジの部分だけサウンドを変えるためにKORG microKORGとCrate Power Blockの組み合わせで録音したんです。やはり私のトークボックスのサウンドは少し高めになるので、レコーディングではKORG microKORGに比べてウォームなサウンドになるYamaha DX27を主に使い、逆にライブでは可搬性やサウンドのパンチも必要なのでKORG microKORGを選んでいます。ライブでのアンプに関しては、コンパクトでパワーもあるElectro-Harmonix 44Magnumを持ち込んで使ってみたんですが、バンド・メンバーから今日何か変えた?と言われたんです。どうやら生で歌っている様に聞こえたみたいなんですよ。トークボックスらしさと言うか、良い意味での機械的な感じがなくなってしまった様で..。それからライブではCrate Power Blockに戻したんです。

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